シトロエンAmi 小型BEV 試乗&調査 こんなクルマです

前回に引き続き、名古屋大学 未来材料・システム研究所の山本真義教授からお借りしたシトロエンAmiのレポートです。
今回はこのクルマの特徴、ユニークさをまとめました。

楽しくて実用性も兼ね備えたクルマです。
日本での小型BEVの普及、さらには、日系メーカによる東南アジア~インド~アフリカへの進出なども期待したくなる所感を抱きました。

シトロエンAmi、多くの「学び」がありました。

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見た瞬間の感想は、想像以上に、「なんじゃこれは?」でした。

165cmの私と比較してください。 サイズも「カワイイ」クルマです。
フランス語のAmi、まさに、「お友達」みないなクルマでした。

2人乗りのホントに小さなクルマ

2人乗り、2410×1390×1520mm、車両重量485kg、最高速度45km
サイズ感を、日本の軽自動車 日産EVのサクラと比較します。
4人乗り、3395×1475×1655mm、車両重量1070kg、出力 定格20kW(最高47kW)
全長は1mも短く、車重も半分以下です。
一方、幅は85mmしか違いません。
二人乗りで窮屈で無いサイズです。

写真のように、大人が二人でちょうどよいサイズです。

狭い室内幅を考慮し、真横に並ばないように、助手席シートがわずかに後方にオフセットしてます。
実際、二人で乗っても狭いという印象は無く、近場を遊びまわる、あるいは、おばあちゃんやおじいちゃんの送り迎えなどには十分使えるサイズ感です。

遊べて実用的!

フランス他 世界12か国で発売中

Amiはすでに12か国で販売され、すでに4万3000台以上が市場に投入されている人気モデルです。(2023年11月現在)​

また2023年に世界初公開されたフィアット新型「トポリーノ」やオペル「ロックス」と兄弟車という関係になります。​

Amiの最大の特徴は、フランスでは運転免許を必要としない超小型四輪ということです。
Amiのような超小型車(50ccエンジンカーに相当する)は、フランスにおいては1987年12月31日までに生まれた人は、運転免許なしでも運転可能で、1988年1月以降に生まれた人は、検定に合格するともらえる交通安全証明書(AMライセンス)を所持することを条件に、こちらも運転免許なしで運転できます。AMライセンスは14歳から取得可能なため、フランスではAmiは14歳から運転することが可能となっています。​

前後対称のデザイン

これもこのクルマの大きな特徴です。

クルマの生産技術や部品調達の経験の視点から、かなり合理的な企画になっていると感心しました。
単に奇抜なデザインだけではありません。
クルマの部品構成に関する分析は次回レポートします。

メッセナゴヤ2023 小型BEV 講演会&展示試乗会 上記レポートでも報告しているKGモーターズの開発車も、前後対称の意匠になってます。
こちらは、一人乗りです。

48Vの駆動ユニット

電動車駆動系は、欧州で広く普及している48V仕様のハイブリッドシステムを流用しています。
既存システムの流用も価格を抑えるという意味で戦略的です。

なお、Japan Mobility ShowのValeoのブースで48Vシステムを採用した小型BEV提案車が展示されていました。
株式会社トノックスの「クロスケ」です。

Japan Mobility Showで見かけた小型BEV

株式会社トノックスの「クロスケ」
Valeo展示ブースに掲示されていた説明パネル

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