ベトナム 電気自動車(BEV)現地調査 ベトナムとは?

電気自動車(BEV)の現地調査も第三弾になりました。
中国の上海、
China EV now 現地調査
韓国のソウル、
“韓国 EV 現地調査と試乗”

に続いて、
今回はベトナムの2大都市、ハノイとホーチミン市での調査です。

今年から、ベトナム製のBEVが北米で発売されています。
工業化がそれほど進んでいないと思われるベトナムからなぜ?との疑問で現地の状況を調べてみました。
ベトナム製のBEVはタクシーに多用されているようで、指定乗車もできそうです。

現地現物の調査ということで、ベトナムに行ってきました。
その速報です。

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南国のホーチミン市、一方ハノイは過ごしやすい気候

日本列島とベトナムの位置関係をGoogle Mapから。

名古屋から6時間のフライト、まずはホーチミン市です。
12月初旬の訪問でしたが、ホーチミン市は真夏を彷彿とさせる熱帯地方でした。
現地時間13時過ぎの到着で気温32℃です。
湿度も高く、まぎれもなく熱帯地方です。

写真は午後4時半の街中の2シーンです。

ハノイは、ホーチミン市からほぼ真北に約1200km、2時間のフライトでした。
こちらは最高気温が25℃くらいで、名古屋の少し暑めの春秋の気候でした。

写真は午前9時の通勤風景と午後4時の観光地です。

服装の違いがおわかりになるでしょうか? 
ホーチミン市は半そで半ズボン、一方のハノイでは通勤バイクではブルゾンが必須のようです。

いずれの都市も、名古屋をはるかに凌ぐ大都会でした。
人口はそれぞれ、900万人、800万人程度です。
名古屋市の人口は約230万人です。

宗主国 フランスの影響

第二次世界大戦後に独立するまでの約100年間はフランスの植民地ということで、フランス風の建築物やその文化の影響が色濃く残っています。
各所でフランスコロニアル様式の建造物を見かけました。

そのひとつ、ホーチミンのサイゴン中央郵便局、内部のかまぼこ型の屋根は、パリのオルセー美術館そのものです。

オルセー美術館の前身は駅舎です。
その駅舎を流用した美術館で、かまぼこ型の屋根の下は列車の発着場、ホームでした。
サイゴン中央郵便局はそれを模して建造されましたが、当初から駅舎として活用はされていません。

現役の郵便局です。
各窓口の上に窓口案内があります。
左面の手前二つ、パネルが濃紺で文字が白の窓口は絵葉書等の土産品関連、残りの薄黄色のパネルの窓口は郵便業務用です。
国内外の郵便や切手販売から小包まで営業しており、ひっきりなしに利用されていました。

フロア中央、右端の濃い紫のアオザイを着た販売員がいますが、ここではお土産物やベトナム特産品を販売しています。
8割程度は観光客という、なんともカオスの雰囲気が楽しいところです。

正面、時計の上は、言うまでも無く建国の父ホーチミン主席の肖像画です。

下の写真はサイゴン中央郵便局の正面です。

一方、次の写真は、パリのオルセー美術館です。(2007年8月8日撮影)

ハノイの聖ヨセフ大聖堂(ハノイ大聖堂)は、パリのノートルダム寺院を模した寺院と説明されています。
実際には似たような寺院となった、というのが実態かと推察しました。

次の写真は、パリのノートルダム寺院です。(2007年8月9日撮影)
ノートルダム寺院に比べてハノイ大聖堂は平面的で装飾も少なく、地味に感じます。

ホーチミンもハノイも大都会

ホーチミン市が近年、急激に都市化が進んでいます。
10年前とは街並みが全く変わってました。

下の写真は、対岸にできた高級住宅地区です。

写真、左端からさらに左側が市の中心地区です。
前述した中央郵便局などを中心として周囲には20-40階建てのビルが乱立しています。

一方のハノイ、要所要所に数棟から十数棟の高層ビルがあります。
写真は中心部から数キロ郊外にあるホテルの60階からの撮影です。
上から北、北東、東の方向です。

次回は、ベトナムの交通事情をレポートします。

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