意匠トレンド ダッシュボード(インパネ)のデザイン
中国での市場調査の際に感性に触れたスタイルデザインの変化をもとに、3回にわたりスタイルデザインのトレンドに関してレポートしました。
今回は、運転席回り、ダッシュボードのデザイントレンドレポートです。
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ショールーム @上海
以下にまとめました。
独立のスイッチはほとんどありません。
ディスプレイに集約することでコストダウンとともにOTAで表示画面変更も容易となり表示の進化・バージョンアップが可能となります。
SDVの機能のいったんともいえるでしょう。
中国での音声認識が進んでおり、そもそもスイッチ操作の機会が減ってます。
BYD実車確認の際に感じた印象と同様です。
BYDよりは多少質感は高いように感じましたが・・・
なお、BYDの特徴は、センターディスプレイが90度回転することで
実際に運転した際もNavi画面とした際に進行方向を広く見れる利点を感じました。
下記レポートの中ほど下にYouTubeの動画がありますので併せてご覧ください。
ディスプレイの巨大化
中国は理想汽車のディスプレイが大型です。
他は、前述写真のように中央の矩形ディスプレイが主です。
一方、日欧ではインパネ(ダッシュボード)全面がディスプレイの車も出始めています。
上記写真の中国製BEVに日本のサーキットで試乗しました。
以下のレポートのちょうど中ほどにその際の内装紹介のYouTube動画がありますのでご参照ください。
高合汽車(こうごうきしゃ)Human Horizons(華人運通) 試乗① HiPhi X(その3) 内装/パワートレイン
インパネに手が触れた際の触感を考慮して高級車はウレタン発泡によりクッション性を持たせるものが主流でした。
しかし、ここまで巨大化したディスプレイによりインパネに触れることはなくなり、その結果ウレタン発泡のニーズは減少します。
一方で、ディスプレイの重要性が増しますが、表示部と電子基板を除いては樹脂の成型パーツの組み合わせとなっています。
我々樹脂の専門家にとっては新たなビジネスチャンスです。
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