トヨタ時代最大のピンチ
今月、新しいハリアが発売されますが、今回のブログの話題は2代前のハリアの量産開始直後のことです。ちょうど20年前の事になってしまいました。担当していた内装部品の不良率が異常に高く、車両生産台数分の成形ができないという、まさに、大ピンチです。トヨタ生産方式とは、おそろしいもので、中間在庫は半日分も無い状況で、少しでも手間取ると、その在庫を食いつぶし、メインラインを止めてしまします。そうなると、数千人が成形部品待ちで、生産ストップとなります。本当に止まります。まじめな話、このプロジェクトに目途が付いたら辞表を出そうと考えたくらいに、プレッシャーでした。
少しオーバーに言えば、土日もなく、2週間くらい工場の中で過ごしました。工場内に、パンとおにぎりの自動販売機があるので、なんとか食事はできます。
どのように原因を見つけて対策したかは、別途記事に致します。