トヨタのFCVがやり玉に?
昨日(6月29日)付けの日経XTECHの記事「米中対立はトヨタFCVに飛び火するか、くすぶる中国への技術移転リスク」に注目しました。
トヨタはFCVの大きな市場として中国に着目していることはこのブログでも触れたところですが、トランプ政権の中国制裁のとばっちりでトヨタの中国でのFCV共同開発がやり玉にあがるかも、といった記事です。
アメリカでのFCV開発は勢いがないように感じてますが、構成要素の水素タンクは、アメリカがダントツです。アメリカでの炭素繊維の使用量TOPは水素タンクを含む圧力容器です。航空宇宙分野の技術の一部でありますが、中国での古くから独自開発している技術でもあり、それほどナーバスになる必要もないのではと見ています。15年ほど前に中国に旅行した折に、同済大学でFCV車を見せられました。大学訪問していたところ、突然、みせたいものがあるといわれて、実験場に案内されました。
FC技術とFCV技術では着眼点が違ってきます。Vになると車両搭載技術がポイントとなります。実はトヨタよりも現代自動車が進んでいるかもしれません。
水素エネルギーの普及に関するグローバルな協議会では、日中韓の位置づけが高いようです。ついで欧州勢です。アメリカはかなり影が薄いように感じてます。
環境問題など無いというトランプ大統領がFCVの技術移転に物言いしてきたら、おもしろい話になります。