SDGs周辺の魑魅魍魎

過激なタイトルになりました。SDGsのごく一般的なことを調べようとネット検索したところ、政府、あるいは公的な組織のような名称のサイトが検索上位にありました。サイトのURLもSDGs専用で取得しているようで、URLからも公共性が感じ取れます。ただ、最近、ネットの怪しさにはだいぶ敏感になっているので、中身を見てみました。

いずれも、運営主体が明確になっていません。正式な組織名、代表者名どころか連絡先すらもあいまいです。民間企業ではない公的団体の形態のものもありましたが、実態や活動状況がよくわかりません。ただ、概してその手もサイトは、数十万円の協賛金が必要だったり、資料ダウンロードも費用が必要なようで、新手の金稼ぎという疑念も感じました。(あくまで、個人の感想です・・・・) 怪しげなサイトは 有用な情報が発信されていない、オリジナリティがなくSDGsの考え方の焼き写ししかない、理事会などの体制が明示されていないなどといった特徴があります。あるサイトの情報欲しさに入力している最中に、またまたプライバシーポリシーが目に入りました。クリックして、初めて運営主体がわかり、また、入力情報の使用目的から、サイトの目的がわかりました。学校法人の形態ですが、目的は、各種情報の販売や有償助言のようです。詳しくは調べていませんので誤解があるかもしれませんが、少なくともその情報からは、学校法人としての運営は見えず、通信販売が目的に見えました。

偽物と決めつけることには語弊があるかもしれませんが、SDGsを調べ始めた方は、公共的な名称にひかれてしまうのではと腑に落ちませんでした。

SDGsを調べ始めるのでしたら、国連、ついで日本政府のサイトをご覧になるのがお勧めです。一般社団法人でも、理事会の構成メンバーやその所属、さらに決算報告書で給与支払額なども明示してあるサイトもあります。この手のサイトも信用できます。次回は、信頼性の高い初期調査方法に関して、記載するつもりです。

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