押出機Tダイ樹脂スリット幅の高精度・非接触計測
ーフィルムやシートの押出成形での重要管理ポイントー
樹脂押出のスリット部のGap寸法の高精度・非接触計測
光切断法を適用しました。 光切断法、計測技術の解説はこちら
「プラスチックス」7月号の記事 からのご紹介です。
記事は
■短期連載
○成形加工のDX試行 前編
/技術オフィスTech-T/高原忠良/(株)富士テクニカルリサーチ/名取 孝・大友一之・永洞和宏/(株)プラスチック工学研究所/辰巳昌典・鬼防 崇
非接触、高精度、短時間計測
写真はTダイを下から仰ぎ見ています。矢印の先が樹脂を押し出すスリット部です。
このGap量は、隙間ゲージを挿入した計測が主流です。
しかし、
Gap部への傷付きの懸念
計測精度が0.1mm程度まで
手動で時間が掛かる計測作業
Tダイ下部に入り込んで仰ぎ見るような姿勢という作業エルゴノミクス課題
計測者のクセで数値が変動する
といった多くの懸案を抱えています。
この計測に光切断法を適用しました。写真はその機器のGAPGUNです。
光切断法の適用はいいことづくめです。
上記の課題を一気に解決します。
繰り返し精度は従来の10倍以上の高精度で0.01mm程度です。
詳細は、ぜひ記事をお読みください・
光切断法の計測原理は以下で解説しています。
光切断法とは
光切断法による計測機 GAPGUN
(株)富士テクニカルリサーチのGAPGUN
画像プロファイルのメモリ
撮影画像からの指定形状の自動算出
計測結果のインターネット、Wi-Fi経由での転送
機器の詳細は以下のリンクからどうぞ。