2021成形加工学会年次大会 X線タルボロー コニカミノルタ

6月16日~17日 オンラインで開催された
「プラスチック成形加工学会 年次大会」に参加しました。

3月の複合材料会議に関するブログでも報告しましたが、コニカミノルタからX線タルボローに関する発表がありました。

計測システムの概要、特徴の説明

2次元での観察=厚み方向に平均化した出力となる。

一回の撮影視野10cmステージ併用で25cm角観察可能。数分で計測

微分位相化画像→境界部が良く見える

資料を回転しながらの小角散乱画像→繊維の配向分布

数μmの繊維の存在は補足できるが、確実な配向等を把握するためには分解能150μm程度

散乱強度画像と繊維vfに相関あり⇒画像からvf算出可能
  局部分布も読み取れる。

技術的報告

小角散乱画像と実測破断強度の関連を機械学習  回帰予測が可能

すなわち、画像から強度予測ができる

当事務所として想定している活用

樹脂Assy品などの破壊クラック状況などを分解しないで観察可能

非破壊なので、劣化実験を継続し、定期的な観察も可能

  いつ、クラック開始か? どこからか? どのように進展するか?

ケミカルクラックや紫外線劣化なども対応可能