K2022 Preview WACKERプレゼン
2022年10月19日から26日までの8日間
ドイツ デュッセルドルフにて3年おきに開催される
世界最大のプラスチック・ゴムの展示会
K2022が開催されます。
各社プレゼンレポートの5回目はWACKERです
WACKERはシリコーン樹脂を中心としたドイツ・ミュンヘンに本社を構えるグローバルな材料メーカーです。
WACKERもCEO自らのプレゼンです。
また、K Previewと同時に、ニュースリリースが配信されています。
ここでは、EVに対する提案の中からいくつかレポートします。
EVに対しては、シリコーンでの耐圧保護・耐火炎保護、冷却など多面的な展開を提案しています。
EVバッテリーに関しては、近年冷却課題がクローズアップされていますが、熱伝導性を確保するシートが提案されています。
その名もずばりTIM thermal interface materials、フィラー含有量90%の樹脂(商品名SEMICOSIL)です。
バッテリーケースのフタの内側にMICA(織物) 90% +シリコーンのシート(商品名SILRES)を配置することで、比較的安価に耐熱性・耐衝撃性の改善が図れます。
耐火炎性の実験データを示してました。
特性はアルミパネルより良好で
アルミパネル 1分以内に500℃
セラミック・シリコーンのシートを内側に配置したものは 10分後も320℃以下
と、説得力のある結果です。
なお、全体を通したまとめレポートは月刊「プラスチックス」10月号に掲載予定です。
開催内容確認や入場券オンライン購入などは、以下からのアクセスが便利です。
次回は旭化成のプレゼンです。