ホンダのEV Honda e 試乗その2 インパネ・内装や居住性
前回は外形や外装、関連機能に関してレポートしています。
ホンダのEV Honda e 試乗① 外形・外装デザインと機能
引き続いて、インパネ・内装や居住性に関してレポートします。
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ワイドいっぱいまでインパネ・ディスプレイ
この車の内装の最大の特徴です。
写真のように運転席の右端から助手席左端までがディスプレイです。
両サイドには前回のレポートで報告したドアミラーの代わりのサイドカメラミラーシステムでのカメラ映像が表示されています。
6インチ画面です。この映像は、地下駐車場や高架下走行などの暗い場面でもくっきりと後方確認が可能でした。
視認のための首振り角度も少なくて済みます。
慣れないうちはついつい、従来のドアミラー位置を見てしまい、ミラーが無いとドキリとしますが慣れると楽です。
ディスプレイには両サイドに機能呼び出しボタン6個ずつが配置されています。
中央は左右で別機能表示&操作が可能で、たとえば運転席側はNavi、助手席ではNaviや曲の選択などとして使用します。
左上、あるいは右上のボタンで左右の画面を入れ替えます。
メーター部の表示
ステアリング越しに速度や走行電費など、走行に必要な情報が表示されます。
いわばこれまでのメーター表示です。
写真は停車時の表示です。
左側 上から走行モード(スポーツ)、シフトレバーの状態、航続可能距離、平均電費、瞬間電費計(横バー表示)となってます。
中央に大きく速度が表示され、右側は従来のタコメーターにでも相当するのでしょうか、バッテリへの負荷状態ないし充電状態が縦バーで表示されます。
右下は充電率です。
すっきりして見やすいデザインでした。
走行中は次の写真の表示となります。(写真は赤信号停止中に撮影)
左側中ほどがNaviと連動した画面となります。
たとえば、次は左折で残り何mと表示され、大変に便利でした。
写真の表示はNaviの目的地に設定した返却駐車場の直前で、残り490mでゴールを表してます。
ソニーのEVコンセプト車と酷似したインパネ
ホンダとソニーはEVの開発販売の合弁会社を設立しましたが、あるいはこのHonda eの開発段階から情報を共有し、同じコンセプトデザインのインパネにしたのでしょうか? ホンダの知人に聞いたところ「まさか(笑)」と一笑に付されてしまいました。
居住性・荷室
まずは、フロント席。
足元もすっきりしており、この辺りは日産のアリアやサクラ、HyundaiのIONIQ5と同様です。
先行のレポートを参照ください。
日産EV アリア 実車をチェック
日産の軽EVサクラ(SAKURA) 試乗① 内外装とパッケージ
世界の次世代車 試乗④ Hyundai EV IONIQ5 パッケージ編
一方でリア席はかなり狭い印象です。
助手席シートバックの圧迫感もあり、足元もかなり狭い状況です。
膝頭と前席との隙間はありません。
軽EVサクラのほうがはるかに広く感じました。
荷室も写真のようにデイパックとコートで目いっぱいという狭さでした。
全長4mを切るコンパクト車としたために、後部座席と荷室が犠牲になっています。
そもそも後部座席が2人掛けの4人乗りという点も、実用性で気になる点でした。
Honda eと比較した日産サクラ、競合クラスの日産リーフをまとめました。
Honda eとサクラのホイールベースはおおよそ同じですが、リア席の居住性が大きく異なりました。
サクラが軽自動車の設計(エンジンルームの前後長が短い)を生かした結果なのでしょう。
引き続き、走行シーン、充電体験と実用走行距離をレポートします。