ホンダのEV Honda e 試乗その5 走行可能距離チェック
前回まで、ホンダの電気自動車Honda e の試乗に関して以下のようにテーマごとでレポートしてきています。
試乗その1 外形・外装デザインと機能
試乗その2 インパネ・内装や居住性
試乗その3 走行
試乗その4 充電体験、充電機器設置状況
電気自動車の性能として走行可能な航続距離が取り沙汰されています。
最後となる今回は、実際の走行状況から推定した実用的走行可能距離に関してレポートします。
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満充電での実用的な走行距離
Honda e搭載のバッテリーは容量35.5kWh、モータ出力100kwで、カタログ上の走行距離は283km(WLTCモード)です。(advanceグレードはモータ出力113kwで走行距離259km)
今回借り出した際は100%充填状態(走行距離3168km)でした。写真では表示されていませんが、走行可能距離210kmでした。
返却時は充電率47%で走行可能距離の表示が91kmですので、100%に換算すると194kmです。
走行の実績から推定します。
試乗途上で充電しその際の充電率は98%、累積走行距離3199kmでした。
返却時は写真のように 充電率が47%、累積走行距離3296kmでしたので
(3296-3199)÷(98-47%)から
途中で充電しその際の充電率が98%
190kmとなります。
カタログ上の航続可能距離283kmに対して、190~210kmですから67~74%程度です。
なお、試乗コースの大半が電費の悪い高速走行です。
この前日に試乗した日産サクラは150km程度が実用的走行距離(カタログ上の航続可能距離180km)でしたので、Honda eは多少良い程度の結果です。
どちらも乗車定員4人、安いグレードでそれぞれ、451万円(Honda e)、250万円(サクラ)と考えるとコスパの悪いクルマです。