高合汽車(こうごうきしゃ)HiPhi Y 3車種目のEV 公開
2月15日電気自動車(BEV)専業メーカの、中国Human Horizons(華人運通)から3車種目となるHiPhi Yが公開されました。
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高合汽車(こうごうきしゃ)から発売されているクルマ HiPhiシリーズをご紹介しています。
高合汽車は販売ブランド名で 開発元は、2019年に設立されたHuman Horizons(華人運通)です。
2月15日電気自動車(BEV)専業メーカの、中国Human Horizons(華人運通)から3車種目となるHiPhi Yが公開されました。
実は1月末に東京でこの車のプロジェクトマネージャとお会いしております。その際は未公表ということでしたが、ついに2月15日に概要が公表されました。
価格に関してはまだ公表されていません。
おそらくは、詳細に関しては4月末の上海モーターショーで大々的に発表されるのではと推察しています。
まずは、速報レベルでのレポートです。
3車種目 HiPhi X ⇒ Z そして Y
1車種目 SUVタイプのHiPhi X
HiPhi Xのサーキット試乗レポートはこちらから
2車種目 Digital GT スポーツクーペタイプのHiPhi Z
に続いての発表です。
3車種目 HiPhi Y
スタイルデザイン
先行の2車種と比較して少しだけ小ぶりな中型SUVです。
このクルマにはアウトサイドハンドルがありません。ボタン式の自動開閉ドアと思われます。HiPhi Xでレポートした自動開閉ドア、以下のリンクから参照ください。
ボディサイズ 4938×1958×1658mm、ホイールベース 2950mm
中型と言っても中国基準です。日本車と比較するとランドクルーザのLとWが同サイズです。
ランクルの ボディサイズ 4950×1980×1880mm、ホイールベース 2850mm
フロントマスクは、HiPhi X類似のようにも見えますが、ヘッドランプがバンパー両サイドにある三角形ライトと一体化しています。フロントトップのノーズ位置もやや高いようです。
この三角形ライトは、1車種目から踏襲さえている、プログラム可能なスマートヘッドライトです。アニメーションやロゴ、文字などを表示することが可能です。
フロントフェンダーには、HiPhi Xには無かった見切りラインが入っており、ごく一般的な構造のようです。樹脂フェンダーを踏襲しているのか気になりところです。
リアを見てみましょう。かなり、ヒップの大きいボリュームあるデザインです。
HiPhi Xと比較すると、リアコンビが細くなっており、左右に流れるように一体化しています。HiPhiのロゴも最近のはやりの、リアパネル上にダイレクトにレイアウトしてあります。総じて、洗練されたすっきりしたデザインと感じました。
世界TOPの先進的技術の搭載
駆動は、RWDと4WDで、RWDのモータ出力は124kw、4WDは40kw+247kwです。
バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池です。おそらくCATL製と思われます。なお、トヨタ自動車が昨年秋に中国で発売した電気自動車bZ3もLFPを採用しています。同車はBYDとの共同開発で、モータとバッテリはBYD製です。
AWSも1車種目から採用されています。日本のTeir1の機構部品を搭載しており、リアタイヤが操舵されることで、回転半径を小さく抑えています。以下のHiPhi XのレポートでこのAWSの動作が確認できます。
従来車種同様に、多数のカメラと超音波センサが搭載されています。さらに、フロントガラス上部にLiDARも搭載されています。
上海モータショーで取材&試乗の予定
昨年の北京モータショーは延期に次ぐ延期で、ついに開催されませんでしたが、4月末の今年の上海モータショーは予定通りの開催でしょう。
その際に取材と試乗を申し入れているところです。
5月初めにレポートできればと考えております。