TOYOTA 電気自動車(EV)bZ4X メータ表示と使い勝手

試乗2回目のレポート さらなる続報 今回はメータとNavi、その使い勝手に関してです。

先行レポートは以下からご参照ください。

TOYOTA 電気自動車(EV)bZ4X 高速走行性

TOYOTA 電気自動車(EV)内装と居住性

TOYOTA 電気自動車(EV)外装


また 試乗1回目など関連レポートは以下から。

トヨタ自動車EV bZ4X試乗速報①

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メータの位置が、絶対にダメ

写真からわかるように、メータ表示位置がかなり前方に設定されています。フロントガラスの下端に近い位置です。この設計思想としては、路面とメータの視野位置の一体化による、視線移動の抑止だそうです。これが、とんでもないものでした。メータが前方に移動した分、Naviとの前後位置がずれてしまい、一瞬Navi画面に視点が合いません。

写真のようにメータ内に、Navi表示が出るのは便利でしたが、この先のルートを地図で確認するなどの際に、視点が合わずに、一瞬Naviを見続ける必要があります。設計思想に反して視線をはずすことになってしまいました。

道路標識を認識してメータ内に「止まれ」「最高速度50km/h」などと表示する便利機能もありますが、基本がダメではしょうがないという印象。

急な登りではメータフードで路面が隠れる

さらに困ったことには、急な上り坂では 前方に位置しているメータのフードが視界を遮り、路面が見えなくなります。走行に不安を覚えました。急な上り坂を走行する際には、背筋をピンと伸ばして眼球位置を心持ち上に持っていきましょう。

動画は、助手席の人が運転席に寄ってメータ部を撮影しています。カメラ位置は運転手の目線よりもかなり下ですので、これほどは視野を妨げませんが、メータフードの有り無しで前方視界が変わる状況の雰囲気はお分かりいただけます。

ステアリング上部でメータが隠れる

もう一点、走行中に気になった点は、ステアリングの上部がメータに被ってしまい、視界を妨げる点です。

中国で発売しているトヨタのBEV bZ3は異形ステアリングです。(写真出展:一汽トヨタWebSite) この異形ステアリングホィールであれば視界を妨げることはなさそうです。なお、このメータ位置もbZ4X同様に車両前方に設定されています。

メータは最低限の情報表示

このメータの設計思想の別の側面として、最低限の必要情報に絞り込んだ表示となっています。運転中でもステアリング部のスイッチで表示内容を切り替えることができます。

いくつかの表示パターンの写真を示します。

メータ右下は、走行可能な残り距離です。他社のEVのような、充電率の%表示が無く不便な表示でしたが、多くの要望があったために最新改良版では、%表示も追加されています。

走行開始のオドメータが4816km、終了時が4918kmで走行距離は102kmでした。右下の数字は335kmから238kmとなっており、その差は、97kmです。おおむね走行距離に一致していますので、正確な残距離表示なようです。

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