人とくるまのテクノロジー展2023 NAGOYA -プラスチック関連その他 提案段階-

2023年7月5-7日に開催された 「人とくるまのテクノロジー展2023 NAGOYA (主催:公益社団法人 自動車技術会)」に関して、数回に渡りレポートします。

レポートの第5弾はカーボンニュートラル関連のプラスチックのうち、モノマテリアル化以外の提案段階を中心に数点紹介します。

最新情報はメルマガで。
メルマガ 配信登録は こちらから
各セミナ―で より詳しく講演します。ぜひご聴講ください。
 ↓↓ クリック ↓↓
近日開催のセミナー&オンデマンドセミナー 「次世代モビリティ関連」

住友化学 廃車回収部品からの再生ポリプロピレン

住友化学では、環境対応材料にMeguriというブランド名を付けて展開しています。
自動車部品からポリプロピレンを再生する取り組みは既に各展示会で紹介されていますが、取り組みの詳細を伺ってきました。
リサイクル企業のリバー(株)にて廃車から取り外したポリプロピレン製部品を元にポリプロピレンへと再生する取り込みです。
前述したモノマテリアル化したヘッドランプや内装部品などは、このような廃車からのリサイクルの効率化や品質向上に寄与すると考えらます。

三井化学 バイオ由来樹脂材料

三井化学のバイオ原料由来樹脂を2点、展示パネルでご紹介します。
バイオマスPP・PE原料の一部にバイオマスナフサを使用するというマスバランス式の取り組みです。
バイオマスナフサが合理的な価格で十分に供給可能となれば、バイオ率向上、しいては、脱炭素への貢献度が向上するものと考えられます。

製品化が完了し、熱硬化樹脂のバイオ化の検討も進んでいます。
不飽和ポリエステルの一部にバイオマス由来の原料を使用することで、約20%の炭酸ガス低減に寄与する材料です。

森六 各種の環境対応材料

このレポートの最後は、森六からの提案です。
樹脂の一部に廃棄される材料を添加することでの石油由来樹脂使用量の低減、あるいはバイオ由来原料の活用です。
各種の着眼点を内装部品に適用したイメージのパネルでご説明していました。
卵の殻を添加しての成形品なども試作品が展示してありました。

個別のコンサルティングサービスでは更なる詳細や今後の方向性などを解説いたします。
費用や内容などは、以下より、お気軽にお問合せください。

お問合せはこちらから