中国BEV専業 華人運通(Human Horizons)開発センター訪問
2019年創業、2021年から超高級電気自動車(BEV)を販売している、華人運通(英名 Human Horizons)の開発拠点、ショールーム、工場を訪問しました。
取材として、首脳陣との面談、開発TOPとの意見交換、さらに試乗や最新鋭の工場を見学しました。
まずは現時点で公開可能な内容から 2回に分けてレポートします。
第1回目は CEOへのインタビューと開発センター訪問
第2回目は 工場およびショールーム見学です。
最新情報はメルマガで。
メルマガ 配信登録は こちらから
各セミナ―で より詳しく講演します。ぜひご聴講ください。
↓↓ クリック ↓↓
近日開催のセミナー&オンデマンドセミナー 「次世代モビリティ関連」
高合汽車 HiPhi
華人運通のクルマは、高合汽車(HiPhi)というブランドで発売しています。
車名やショップ名はブランド表記だけです。
今のところ、ブランドはこのひとつだけです。
これまでの当社からのレポート
Human Horizonsに関してはウォッチングとコンタクトを継続してきています。これまでも、日本初の情報を中心に以下のようにレポートしています。
SUV HiPhi X 試乗レポート
中国製超高級EV HiPhi X(その1)外装観察&サーキット試乗
中国製超高級EV HiPhi X(その2)世界初 電動開閉ドア
スポーツクーペ Digital GT HiPhi Z 新車発表
高合汽車(こうごうきしゃ) 2車種目 超高級EVセダン HiPhi Z GTを発表
SUV HiPhi Y 新車発表
3車種目 HiPhi Y 新車情報、オンライン発表会、上海モーターショー
以下の写真は手前から X、Z、Yです。
上海市内にある開発センターとショールームの他、江蘇省塩城市にある工場も訪問しました。
創業者インタビュー
創業者であり、現 最高経営責任者の丁磊氏(Ding Lei、David)との面談リクエストが叶い、CEO専用会議室でインタビューさせて頂きました。
明らかに人を魅了するオーラを醸し、正直、彼が上司だったらとんでもなく大変な仕事となるであろう、それほどまでに意思が強く、徹底的に理想を追求する姿勢が見て取れました。
以前、内々にPATACや上汽GMを訪問していた時代から、彼の存在を薄々感じていたので、ある種の伝説の人物に会ったように感じました。
彼の手腕に関しては、創業からわずか3年でBEVを発売し、その後も2年で2車種を追加していること、また、既に当社でもレポートしているように並みのBEVではなく、世界最先端のテクノロジーとオリジナルのエンターテインメントを兼ね備えた無二のBEVという点などからも窺い知ることができます。経営面でも、この秋からの欧州販売、中東からの56億ドル(約8000億円)の投資資金確保など枚挙にいとまがありません。
なお、日本での発売は、おそらくは具体的計画にはないものと推定していますが、既に数台のデモ車・モニター車は輸入されており、まずはプレゼンスの向上を図るものと考えられます。
開発センター
上海中心街から20kmほど南方の浦東新区内に位置します。
開発実験棟、デザイン棟、福利厚生棟の3棟構成で、デザイン棟、福利厚生棟は川に面し、ヨーロッパ的な風情を感じました。
クリエイティブな気持ちを醸成するということで、デザイン棟をその位置に配してあります。
建屋内部は撮影できなかったのですが、全面ガラス張りの会議室は、日産本社の会議室にも似た印象で開放的です。
もちろん、必要によりカーテンで閉め切ることもできます。
フロアの各所には、自由に使える打合せブース、ソファー、バーのような背高の椅子&机などが配してあり、創造性を刺激する贅沢な作りでした。
ここで先端的電子機器、デザイン、材料等の上級開発陣との意見交換をはかりました。
この内容に関しては今後のセミナー並びに個別コンサルティングで紹介を予定しています。
開発センター内は、機密管理が厳しく、写真・ビデオ撮影はNGであり、当方希望にて撮影した写真・ビデオの提供を受けました。
以下、開発実験棟の入口ロビーでの車両紹介から、数点紹介します。
Degital GT HiPhi Z
7月に発表された SUV HiPhi Y
開発センター内の試験走行路で実車を運転試乗しました。
初めてHiPhi Zを運転しました。
第2回目は 工場およびショールーム見学です。
個別のコンサルティングサービスでは更なる詳細や今後の方向性などを解説いたします。
費用や内容などは、以下より、お気軽にお問合せください。