鳥取砂丘での自動運転バス

2022年2月、観光地の鳥取砂丘にて自走運転バスの走行実験が行われました。

期間限定でしたので、今回の訪問時には実験は終了していましたが、どのような場所での実験であったのか、今後の実用化(この場所に限らず)検討のために訪問しました。

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当社では自動車の将来像探訪の一貫として、自動運転バスに関しても調査・レポートしています。特に、実際の現地に赴いての調査・乗車と言った「現地現物」を心がけ、肌感ある所感とともにコメントしています。

自動運転バス 茨城県境町&気仙沼BRT他
自動運転モビリティ 福井県永平寺町 ZenDrive

今回のレポートは、以前、自動運転バスを試行した鳥取砂丘の調査です。

走行実験について

主体は高速バス等を運行しているWillerです。Willerは全国各地で自動運転バスの試行は地域オンデマンドタクシーMobiを実用化しているなど、次世代のモビリティに取り組んでいます。共同での取り組みは、鳥取で路線バスを運行している日の丸交通と日本交通です。

バス事業としての自動走行検証実験です。

鳥取砂丘会館とチュウブ鳥取砂丘こどもの国の間、往復4kmの間で、10日間走行実験が実施されました。

出典:Googleストリートビュー 鳥取砂丘会館前
出典:Googleストリートビュー チュウブ鳥取砂丘こどもの国
出典:Willer社報告書より

Willerから詳細の実証結果の報告があります。

自動走行の障害として、降雪を障害物と認識する、除雪後の残雪高さ30cm以上で障害物と認識することが報告されています。さらに、観光リフトの下を通過した際に、衛星電波受信障害による速度低下も報告されています。

実験に使用した車両はフランスNavya社のARMAです。先にレポートした茨城県境町で定時運行している自動運転バスと同じ車両です。

茨城県境町 取材時に撮影

鳥取砂丘 風景

初の訪問でした。

5月の平日でしたが、それなりの観光客の人出でした。

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