【展示会続報】ブックオフ リサイクル樹脂発売へ
22年12月7日から12月9日まで幕張メッセで開催された「第13回 高機能素材Week(材料・加工機械の総合展)」(RX Japan株式会社)からのレポートです。
廃棄CD・DVDを有効活用するという、ブックオフのユニークな取り組み
見学翌日に以下のように速報しましたが、その続報です。
【展示会速報】ブックオフ リサイクル樹脂発売へ
ブックオフの取り組みは、市場回収品から樹脂素材へのリサイクル、PCR(post-consumer recycled resin)の典型的な事例です。
発案から1年ほどで、リサイクル樹脂の発売につながるというスピード感も時流に即した注目すべき点になります。
BOOKOFFで買取しているCDやDVDの中には、商品性が無く、廃棄されるものが相当数あります。
年間では1700トンにもなります。
CD、DVDはそれ自体が良質なプラスチック素材であり、リサイクルの流れを一括管理することで供給・品質を安定させ、良質の再生プラスチック素材を生み出すことが可能です。
従来有償で廃却処分していたものを再生し、リサイクル樹脂「CDプラ」として発売へ
販売樹脂の紙袋には、誰もが知っている「BOOK・OFF」のロゴマークが印刷してあり、ブランド力を最大限に生かしています。
これを目にした人は、「BOOK・OFF」のSDGsに対する意識の高さを認識することになり、企業価値の上昇に大いに貢献しています。
会場で配布していた樹脂ペレット
ポリカーボネートのみ、バージン材50%混合(割れ防止のため) 他は再生材100%