BYDのEVがやってくる!
先に、HyundaiのIONIQ5とトヨタのbZ4Xの比較に関して報告しました。
今回は、日本市場に参入する中国EVに関するレポートです。
中国のBYDは、もともとは電池メーカーでしたが、2000年代初頭に自動車生産に乗り出しています。
BYDが本格的に量産販売を始めて間もなく、中国に出張した際に、現地の自動車メーカーの方の「BYDの車両品質レベルへの意見がほしい」とのご依頼で、BYDのショールームに同行しました。
そこには、日本車のデザインをそのままデッドコピーした車が展示してありました。
ただし、外板のプレス能力が低く、フェンダーの先端のシャープな形状を再現できずに、ヘッドランプとの間に、数cmのすき間があるというような代物で、とりあえず作ってみたレベルの商品でした。
それから約20年が経った現在、EV車の世界販売台数では、実質的にテスラに次ぐ、業界2位のポジションです。
日本のプレス型メーカーの株式会社オギハラの舘林工場を買収し、TATEBAYASHI MOULDING社として運営しています。
BYDのプレス型も供給しています。
自動車メーカーの地位を築いた電池メーカーのBYDは今後、EV専業メーカーに変わると宣言しています。
さて、そのBYDから7月21日に、日本市場に参入するとの発表がありました。
2023年初頭より順次、3車種(ATTO3、DOLPHIN、SEAL)のEVを投入します。
8月28日までの1か月間、横浜赤レンガ倉庫にて、『RED BRICK BEACH 2022』とのイベントを開催。
この3車種の展示と、うち1車種ATTO3の試乗会が開催されていましたので、見学&試乗のために訪問しました。
なお、BYDはこのイベントのメインスポンサーとなっており、イベント名も『RED BRICK BEACH 2022 presented by BYD AUTO JAPAN』となっていました。
会場は写真のような雰囲気です。
平日の昼前後という時間帯でもあり、来場者の多くは20歳前後のカップルか女性のグループで、展示車両に関心を示す人は少ないようでした。
展示は写真のように、周囲1mほどに柵が設置してあり、ドアを開けられないどころか、接近もできないという残念な状況でした。
何とか、窓越しで撮影したインパネやリアシートなどの写真も含めてご紹介します。
ATTO3の試乗に関しては次回のレポートとなります。
後ほど、動画も掲載を予定していますが、走行中の動画撮影NGでしたので、停車中の車内外と外部からの走り出しシーン中心となっています。