トヨタのEV bZ3 中国で公表
先に、トヨタのbZ4Xの見学&試乗に関して報告しました。
今回は、日本市場に参入する中国EVに関するレポートです。
トヨタの本格的EV展開の第二弾となるクルマ、bZ3が中国で公表されました。トヨタ自動車からの正式発表ではなく、日本の経産省に当たる中国の行政機関の中华人民共和国工业和信息化部(工信部)公報に、市販を許可した車として掲載されました。
以下はその公開ページです。
トヨタ bZ3とは
このサイトの情報から車両の概要スペックがわかります。
車体サイズが 4725×1835×1475mm
ホイールベース 2880mm
車重 1710kg~1840kg
モータ出力 135/180kW2輪駆動ですのでモータ出力違いの2種があるようです。
バッテリーはBYD製の リン酸鉄リチウム電池です。
BYD SEALとの兄弟車
bZ3は、先にレポートしたBYDのSEALとの兄弟車と言われています。
比較が可能な範囲で、各部の写真を比較してみましょう。
左がBYDのSEAL、右がbZ3(工信部サイトの掲載写真から)です。
シルエットはおおよそ同様ですがサイズ的には、わずかにbZ3が小さくなってます。
L寸で45mm、WBで40mm、幅で40mmの差があります。
モータ出力も違い、SEALの2輪駆動では230WとbZ3の135/180kWと比べると大出力仕様です。
ミラー下部やフロントナンバープレート上部のカメラ位置は同じです。
BYDとの合弁EV開発会社
2019年11月にBYDとの50%合弁でのEV開発会社 BYD TOYOTA EV TECHNOLOGYの設立が発表されてます。
この会社での開発かと想定していますが、明確ではありません。この合弁会社で開発することは、EVで先行しているBYDの開発ノウハウを吸収する点でトヨタにとってメリットのあるところと推察します。
当社の中国サイドの協力先情報としては、BYDの常州工場(江蘇省)での生産とレポートされていますが、前述の「工信部」情報によれば、ブランドはトヨタ、製造会社は一汽豊田、製造場所は天津となっています、BYDに製造委託の方が効率的と思われますが、各合弁会社間での事情があるのかもしれません。
EV試乗レポート
これまでもEV試乗や比較に関してのレポートを発信しています。以下から参照ください。
Human Horizons(華人運通) HiPhi X(ハイファイX) 試乗
Hyundai(ヒュンデ) IONIQ5(アイオニック5) 試乗