Human Horizons(華人運通) 製造の秘密

会社設立 3年半で 月産2000台を可能とした 秘密

会社設立が2017年11月28日ですので、わずか3年半で量産開始できたのはなぜでしょうか?

そもそも Human Horizons(華人運通)の製造はどのようにしているのでしょうか?

その秘密が明かされます。

世界で ここだけのオリジナル情報です。

月産2000台となれば、それなりの工場が必要です。年産2-3万台の規模です。

最近、ソニーのEV試作車の受託生産(推定さえる総受託台数は数台)やアップルEVの受託のうわさなどでよく話題になる、自動車生産委託会社、オーストリアのマグナ・シュタイヤーの年産規模は15万台程度と推定されます。

Human Horizonsのビデオをご覧いただきますと、かなりの規模の工場であることがわかります。

この工場は、韓国の起亜自動車が中国に進出した際の最初の現地工場です。

起亜自動車は、2002年 東風汽車、江蘇悦達投資股份有限公司(以降 悦達)東風悦達起亜汽車(DYK) を設立しました。上海市の北東300kmの江蘇省塩城市に本社と生産工場があります。

その第一工場を全面改装したのが以前のブログで紹介したビデオに出てくる工場です。悦達は、Human Horizons設立の母体であり、会社設立当初から、生産工場としてはDYKの第一工場を予定していました。おそらくテストコースもDYKの施設を使用していると思われます。だから、会社設立後、わずか3年半で生産が開始できたのです。

以前から、Human Horizonsの工場の従業員は自社社員と聞いていました。実際に、ラインオフ式の従業員は同社の制服を着ています。自社従業員による製造と聞いていましたので、その工場は、レンタルかと推定していたのですが、自社工場でした。

ロボットと無人搬送車(AGV)を多用した無人自動工場化

工場内は、ロボットと無人搬送車(AGV)を多用した無人自動工場と言われています。とはいえ、実際は多少の作業者はいるものと推定しています。たとえば、以前紹介したビデオのシーンにもありましたインパネの自動搭載ですが、この直後の締結作業はロボットではなく、人間の作業だと思ってます。5月8日の販売開始の直前に、車両開発トップの役員と電話で話した折に、「本当に無人か?」と聞きましたが、彼は笑いながら、「無人だよ。一回見に来てよ」とは言ってましたが。ドイツのエンジニアリング会社のコンサルによる全自動工場ということで、KUKAのロボット群が使われています。

余談ですが、日本のカーメーカの方に、KUKA並みのロボットが日本でも手には入れがいいのに、との話を聞いたことがあります。人間の手先のような繊細な作業ができるのかもと推察しています。

工場内は5Gでの通信制御され、生産情報が管理されています。
自動運転のためのソフトも配信装着されます。

主な工場内の状況を写真にまとめました。

以下から以前のビデオをご覧ください。
(工場のシーンは、3本掲載しているビデオの1本目 Part1です)

中国 新興EVメーカ(Human Horizons)オンライン・プレゼンテーション

1本目ビデオの
 2:55 工場空撮全景
 3:05 KUKAロボット群
 3:10 塗装
 3:20  インパネ自動搭載シーン
 4:05 完成車検査
 4:10 圧巻! 無人自動運転でヤードへ

ご紹介したように、驚くべき点は、Human Horizonsが会社設立からわずか3年半で、これだけの性能のクルマをこの規模で生産するという点です。母体となるメンバが上海GM等のTOP級であるとはいえ、驚異的です。

先日、自動車技術会のKeyNote addressとしてのSONYのクルマの講演をレポートしましたが、今後は、自動車製造供給の主体が変わることを示唆しています。

以前のブログでは Apple Car に関してもコメントしましたが、

従来の自動車会社だけではなく、ご紹介したような新興勢力の参入は必須でしょう。

最後に

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以下の、Human Horizons に関連したブログもご参照ください。

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