Human Horizons(華人運通) 納車を開始
会社設立 3年半で納車開始
会社設立が2017年11月28日ですので、わずか3年半で量産開始したこととなります。
先に当ブログでご紹介したHuman Horizons(華人運通)の最初の市販車である高級全自動運転の電動SUVの納車が始まりました。
日本初情報や、当事務所向けのオリジナル動画でご紹介します。
デリバリ―センターでの引き渡しセレモニー
2019年夏の発売から予約を受け付けていましたが、いよいよ5月8日からお客様への引き渡しが始まりました。
Human Horizonsのブランド HiPhi(高合)の最初の市販車 HiPhi Xの納車です。
お引渡し方法は2種です。
デリバリーセンターでお引渡しセレモニののちに、自動車制御用のスマートカードを受け取りお客様自身が運転してお帰りになる方法と、
自宅まで配車してもらう方法
が選択できます。
5月8日から稼働を始めたデリバリーセンタ―は、北京、上海、広州、深セン、杭州など中国全土で12カ所ですが、ショールームや各種サービス、充電などの機能拠点をすくめて、120拠点まで拡張が予定されています。
同社の広報から当事務所宛に送付いただいたビデオをご紹介します。
ビデオやロング版(60秒)とショート版(30秒)です。
一部の内容が異なってます。
ビデオの内容は、
デリバリーセンターの雰囲気
引き渡しのセレモニ
バギータイプ車両のデモ
スマートカード引き渡しの様子
創設者兼会長の丁磊氏のご挨拶
などです。
出荷台数に関しては公式に公表されていませんが、推定で月に1000台以上と見られます。かなり短期間で、年産数万~10万台レベルに達するのではないでしょうか?
ビデオの中にも、かなりの台数のHiPhi Xが一斉に自動ドアを開くシーンがありますが、デリバリーセンターでの引き渡し台数も数十台規模のようです。
製造工場の情報
車両製造は、ドイツのロボットKUKAを多用した全自動無人工場での組み立てです。今年の後半からこの工場見学も開始するとされています。私自身は既に工場に招待されており、すぐにでも見学したいところですが、あいにくこのコロナの状況で中国への渡航もままならない状況で大変残念なところです。なお、この組み立て工場に関する情報も入手しておりますので、別にレポートいたします。
自動車製造会社の顔ぶれの劇的変化
ご紹介したように、驚くべき点は、Human Horizonsが会社設立からわずか3年半で、これだけの性能のクルマをこの規模で生産するという点です。母体となるメンバが上海GM等のTOP級であるとはいえ、驚異的です。
先日、自動車技術会のKeyNote addressとしてのSONYのクルマの講演をレポートしましたが、今後は、自動車製造供給の主体が変わることを示唆しています。
以前のブログでは Apple Car に関してもコメントしましたが、
従来の自動車会社だけではなく、ご紹介したような新興勢力の参入は必須でしょう。
最後に
華人運通へのコンタクトをご希望の方、取材や部品・材料などのご紹介などは、お問合せからご連絡をお願いいたします。
当事務所にてお取次ぎいたします。
以下は、本ブロブに関連した内容のブログとなります。
2021年3月30日話題
中国 新興EVメーカ(Human Horizons)オンライン・プレゼンテーション
2021年1月24日脱炭素社会
中国 新興EVメーカ(Human Horizons)からのプレゼン
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2021年自動車技術会 Keynote Address 「ソニーのモビリティ」
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