Hyundai 電気自動車BEV IONIQ6 試乗レポート
機会あるごとに、電気自動車(BEV)に試乗しています。
昨年7月にHyundaiから発表されたBEVのIONIQ6に関しては発表直後に以下のようにレポートしてます。
Hyundaiから新EV発表 IONIQ6
このINOIQ6、韓国ではちょうど1年ほど前となる2022年8月22日に受注を開始してますが、初日の販売台数がHyunaiとして新記録となる3万7446台と報告されています。
日本発売は未定ながらも、このたび、IONIQ6試乗会が開催されました。
「Hyundai Citystore 名古屋」のストアマネージャー 峠様にご協力いただき試乗しました。
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外装デザインが凄い
好みは分かれているようですが、個人的には大変に気に入ってます。
エンジンフード前端のラインとバックドア後端のラインを、ぐいぐいと地面に近づけた流線形のデザインです。
Aピラーから後方のサイドビューはポルシェのEVタイカンにも見えます。
写真を並べて比較すると、タイカンはテールエンドが水平方向に戻っていますが、IONIQ6は上面の流れのままですので、地面との一体感が強い意匠です。なお、後方の上部から見るとタイカンはCピラー部が思いっきり車両中心側に絞り込んでますので、明らかに違う印象となります。
空力特性もかなり良いように見えます。実際 cd 0.21です。
走行性
お借りしたクルマです。
ちなみに、私の後方のクルマはHyundaiの燃料電池自動車(FCEV)のNEXOです。もうだいぶ以前になってしまいましたが、かつて当社独自にワンディレンタルし試乗調査しました。
NEXO試乗レポートは以下からご参照ください。
世界の次世代車 試乗② Hyundai FCEV NEXO(その1)
世界の次世代車 試乗② Hyundai FCEV NEXO(その2)
一般道での30分ほどの試乗からのコメントですので、ごく限られた視点での評価となります。
やはり、AWD、前後に搭載したモータによる加速感が絶妙です。
アクセルを踏み込むと あっという間に100kmです。
スペックとしての0→100kmは5.1秒ですが、体感としてはもっともっと短時間のように感じました。
以下は主要な特徴です。(出典:Hyundai Motor Gr. Website)
800V充電で80%充電まで18分です。
走行距離 614kmは、77.4KWh搭載の2WDでの数値です。
走行性
おおむね直線の国道での走行ですので、細かな特徴まで見れてはいませんが、かなりのボディ剛性を感じました。
段差乗り越えや凹凸路面の高速走行では、ねじれ・ひずみは感じません。
発進、合流、高速からの再加速とも、十分すぎる余力を感じました。
パドルシフトで回生ブレーキの強さを変えることができます。
ワンペダル走行も可能で、ブレーキ操作不要でアクセルだけでの走行も可能でした。
日本製のBEVは業界自主規制で操作ミスを避けるためにワンペダルは搭載しない方向とのうわさを聞きました。
真偽のほどは確認していませんが、”ワンペダル”便利な機能です。
セミ自動走行も可能でした。
前車追従の加減速の他に、自動操舵も機能します。
ただし自動操舵中にステアリングから手を離したままとなった場合は、警告音が鳴ります。
材料も環境にやさしい
今回は時間の都合上、観察チェックすることはできませんでしたが、以下のようにアナウンスされています。
・リサイクル顔料による塗料
-ボディ :廃タイヤ顔料塗料
-内装 :竹炭顔料塗料
・環境に配慮した方法で加工された皮革
・リサイクルPET繊維を使用したシートファブリック
・バイオTPOを使用したダッシュボード
・バイオPET繊維の天井
・リサイクル漁網によるフロアカーペット
以下の写真は、その一例です。(出典:Hyundai Motor WebSite)
リサイクル漁網をフロアカーペットに使用しています。
BEVのPRポイントとなりつつある 環境対応
先日、中国で試乗したBEV(HiPhi Z)も市場回収プラスチックを25%使用した樹脂部品が採用されているなど、素材面での環境負荷低減への取り組みが増えているようです。
特にBEVは、Hyundaiの例にもあるように環境対応を重視する傾向があります。
以下の写真はHiPhi Zでのリサイクル樹脂部品と適用部位です。(当社撮影)
この外装2部品は25%のリサイクル樹脂を使用したPC/ABSで作られています。
ワールド・カー・アワードの3冠を連続受賞
2022年のIONIQ 5に続いて今年も以下の3部門で受賞です。
●ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー
●ワールド・エレクトリック・ビークル
●ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー
写真は昨年3冠受賞の IONIQ5 です。
参考までにINOIQ5の試乗レポートをご紹介します。
次回はソウル現地で確認予定
近々、韓国を訪問します。
・BEV&FCEVの市場普及状況の調査
・Hyundai Motorを訪問してのGenesisブランドのBEV試乗や実車確認
・自動運転バス&タクシー調査
が目的です。
前述したIONIQ6の「環境にやさしい素材」の使用状況も実車で確認してまいります。
Hyundai Citystore 名古屋
今回は、Tech-Tからクルマで20分ほどにある、Hyundai Citystore 名古屋(運営会社;株式会社ホワイトハウスグループ)で試乗させていただきました。
Hyundai Citystore 名古屋 Instagram
Hyundai Citystore 名古屋 Facebook
Hyundai Citystore Nagoya (whitehouse.co.jp)
想像よりも大きな規模での展示&試乗でした。展示車はIONIQ5が3台、燃料電池車のNEXO1台です。
IONIQ6試乗は期間限定イベントでしたが、IONIQ5は常時試乗可能です。
また、納入待ちのIONIQ5も数台ストックヤードに保管されていました。
・IONIQ6とIONIQ5の試乗比較
・細部デザインの特徴
などの更なる詳細を続報予定です。
個別のコンサルティングサービスでは更なる詳細や今後の方向性などを解説いたします。
費用や内容などは、以下より、お気軽にお問合せください。