I-CARGO 新橋にある旗艦店【Tokyo Ginza Gallery】訪問
1月末に東京ビックサイトで開催されたオートモティブワールド(主催:RX Japan株式会社)の概要は速報しています。
展示会では電動関連の部品やシステム、自動運転のためのMAP計測やコンサルティングなど、多彩な内容で盛りだくさんでした。
小型のEVを中心に実車の展示も目につきましたが、とりわけ注目を集めていた展示が、ラストワンマイル、すなわち宅配の最後を担う運搬モビリティI-Cargoです。
出展社はVECTRIX Japanです。
翌週、さっそく新橋にある旗艦店【Tokyo Ginza Gallery】を訪問しました。
I-Cargoの特徴
当然電動です。
バッテリーは脱着式で家庭での充電が可能です。
電動アシスト自転車のイメージです。
走行距離は100km程度ということで、ラストワンマイルを考えた場合は実用上十分です。
三輪で、幅が狭く、路地での運用に向いています。
後輪の2輪のそれぞれに4kwのインホイールモータが内蔵されています。
計8kwはかなりのパワーで、バイクですと250ccに相当します。
EVはそもそも登坂能力が高いところですが、時速60kmでの走行も可能です。
積載重量も最大100kgであり、実用的ラストワンマイル車両です。
ちなみに、原付の場合は搭載重要が30kgまでであり、
自動二輪の場合も積載の高さ2m、後方はみだし量30cm、左右はみだし量各15cmなどの規制があります。
車両としては「トライク」いわゆる3輪バイクのカテゴリとなり、
普通免許での運転となり、自賠責(バイク区分)への加入が必要な一方で、
シートベルトやヘルメットの着用義務はありません。
新橋にある旗艦店【Tokyo Ginza Gallery】を訪問
展示会の翌週、さっそく、新橋にある旗艦店【Tokyo Ginza Gallery】を訪問し、お話を伺いながら実車を確認させていただきました。
新橋駅北口から徒歩5分です。
途上、ついつい水素燃料バスの写真を撮ってしまうところは、次世代モビリティをビジネスとしている職業柄です。
取材の目的である、次世代モビリティ×ケミカル材料のテクニカルライターである旨をご説明し、
モータージャーナリストのような拡販寄与ができない点などをご理解いただいた上で、丁寧にご説明いただきました。
実際に乗り込んでみましたが、誰でも気軽に使えるモビリティと感じました。
I-CARGOと樹脂部品
目につくパーツはほぼ100%樹脂部品です。
最大の特徴は、フロントが樹脂ガラス(ポリカーボネイト)という点です。
そのほかの主なパーツは材着 白色の射出成型品(ポリプロピレン)です。
Aピラー部は、外側が光沢感の低い無地仕上げとすることで砂や埃による光沢感損失に対応しています。
内側のパーツはわずかにシボ加工がほどこされており、こちらは煩雑に人手が触れる部分ですので、その傷つき対策です。
製造は海外の中堅自動車メーカーへの委託となっています。