K2022 Preview KINGFAプレゼン
2022年10月19日から26日までの8日間
ドイツ デュッセルドルフにおいて
3年おきに開催される世界最大のプラスチック・ゴムの展示会
K2022が開催されます。
各社プレゼンレポートの3回目はKINGFAです
中国KINGFA(金発)は1993年設立ということで、歴史も浅く、あまりなじみのない会社かもしれないとのことで、会社の歴史やアウトラインの説明から始まりました。
昨年の売上高850億円、販売量250万トン、領域は汎用からスーパーエンジニアリングプラスチックまで、PP・PE・ABS・PC・PBT・PET・POM・PPS・PES・LCP・PEEK等とほぼフルラインナップです。
K2022のメインテーマということもあり、循環経済や環境対応の報告もありました。
サステナブルな取組み例としては、金属調やピアノブラックや高耐候材などの無塗装対応材料の提供、PA10TやPA610の植物由来原料化の開発、軽量化対応などが示されています。
KINGFAもまたEVのバッテリパックへの適用を提案しています。
分解イラストで同社材の提供の可能性を示していました。
蓋やコネクター・バスバーなどあらゆる部位に手広く具体的グレードを示した適用提案は、フルラインナップ材料メーカーの強みです。
プレゼンの最後には、CAEによる仮想試作として、材料物性取得、成形性評価、仮想試作、構造設計と最適化といった評価全般への取組みとデジタル化に関しても説明していました。
なお、全体を通したまとめレポートは月刊「プラスチックス」10月号に掲載予定です。
開催内容確認や入場券オンライン購入などは、以下からのアクセスが便利です。
次回はCOVESTROを取り上げます。