K2022 Preview LANXESS プレゼン
2022年10月19日から26日までの8日間
ドイツ デュッセルドルフにて3年おきに開催される
世界最大のプラスチック・ゴムの展示会
K2022が開催されます。
詳細各社プレゼンのレポートの2回目はLANXESSです
LANXESSはサステナビリティとe-mobility(EV)の二つの視点でのプレゼンでした。
サステナビリティへの取組みとしては 影響度評価、製造最適化による45万トンの温室効果ガス削減、排出量の算出と第3者機関認証による2040年にカーボンニュートラルを目指すことが報告されました。
ポリウレタン材料としては、従来の高温での硬化から低温硬化とすることでエネルギー消費を60%低減できる材料を紹介しています。
マスバランスを考慮した原料による製品として Durethan ECO、Pocan ECO、Durethan BLUE、Tepex SCOPEBLUEを紹介していました。
その周辺材も含めてEVへの適用を提案しています。
マトリックス樹脂がPLA、強化繊維が亜麻のフル植物由来複合材Tepex SCOPEBLUEの成形サンプルは、5月に横浜で開催された人とくるまのテクノロジー展においてもサンワトレーディングが展示していました。
自動車部材の樹脂化、EVへの適用を具体的に説明していました。
以下はプレゼン資料を元に筆者がまとめ直したものです。
左上は、Kautex Textronとの協業でのDurethan PA6とTepex 複合材シートによるHVバッテリーケース、
右上は、耐水性に優れたDurethan PA6GF50によるEV冷却システム、
左下は、Durethan PA6GF60とTepex 複合材シートにおるEVバッテリートレイ、
右下は、電子部品ハウジングのレーザ溶着用樹脂DurethanやPocanの紹介がされていました。
6月に名古屋で開催された人とくるまのテクノロジー展では、Kautex Textronがこのバッテリーケースを展示していました。
左側手前の銀色のボックスふたつがバッテリセルのユニット、右側の3か所は、このユニットを取り除いた状態で、ユニット底面に接触する冷却パネルです。
K2022開催内容確認や入場券オンライン購入などは、以下からのアクセスが便利です。
次回は中国のKINGFAを取り上げます。