2023年上半期 グローバル BEV販売台数 -詳細-


2023年上半期の電気自動車(BEV)グローバル販売台数のレポートの詳細版です。
公表されている多くの年間台数は、BEV+PHEVの台数ですが、BEV台数のみをレポートします。

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2023年 上半期 電気自動車は微増にとどまる

2022年年間のBEVシェアは9.3%でした。
2023年上半期は10.0%ですので、微増です。
想定していたほどは普及が拡大していないようです。

車種別販売台数と主なトピックス

Teslaが圧倒的です。特にModel Yは世界各国でTOPでした。

*各メーカ、各国各地域の工業協会や販売者団体等の公表値による当社独自の集計です。発表者により基準が異なる場合があります。データが不整合の場合や欠落している場合は当社判断での推定値を使用しています。

3位、4位はBYDです。Atto3、Dolphinともに日本を始め世界各国での販売も始まりました。台数も昨年比で倍増の勢いです。

昨年、安価なBEVとして爆発的に売れた上汽GM五菱(Wuling)の宏光Mini(Mine EV)は5位に後退しています。

6位、7位は広州汽車集団(GAC)のBEVブランドのAION(埃安)です。

8位、12位、13位はVWグループという点も注目すべきポイントでしょう。Teslaと中国勢が大半の中で健闘しています。

14位のHyundai IONIQ5は、想定したいたほどは台数が伸びていませんでした。

中国勢(グラフでラベルがオレンジ色)が大健闘です。長安汽車のLuminは前述の宏光Mini類似のクルマです。Wulingは、宏光Miniに続いてBingoを発売しましたが、さっそく売れているようです。Bingoは4ドアのコンパウンド車で、宏光Miniの2倍強の価格、約120万円です。

これらのクルマは、タイ・インドネシア・インド等の東南アジア市場への展開も想定されるところです。

*写真出典:各社のウエブサイト

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