シトロエンAmi 小型BEV 試乗&調査 まず乗ってみた

名古屋大学 未来材料・システム研究所の山本真義教授からシトロエンAmiをお借りして調査・試乗しました。
主たる調査目的は、小型BEVの軽量化のためにプラスチックがどの程度貢献できそうかのイメージ形成です。

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見た瞬間の感想は、想像以上に、「なんじゃこれは?」でした。

165cmの私と比較してください。 
サイズも「カワイイ」クルマです。
フランス語のAmi、まさに、「お友達」みたいなクルマでした。

助手席正面には以下の張り紙がありました。
ちょうど、駐車位置の背面が、青色LEDでノーベル賞を受賞された天野先生の業績紹介のGallaryとなっていました。

TECHNO-FRONTIER 2023

東京ビッグサイトにて、2023年7月26日~28日に開催されたTECHNO-FRONTIER 2023」(主催:⼀般社団法⼈ ⽇本能率協会)において、このシトロエン Amiが展示されています。
今回お貸しいただいた車両も、おそらく同じ車両と推定しています。
なお12月12日に名古屋大学にて、このAmiの「分解大会」が開催されます。
参加を予定しております。
分解結果に関しては、能率協会主催の「分解セミナー」にて詳細に報告されるものと思います。
TECHNO-FRONTIERでは、昨年はNIOのes8が、一昨年は上汽GM五菱の宏光MINI EVが実車展示されています。
さて、来年7月24日~26日のTECHNO-FRONTIER2024では、どんなEVの実車が展示されるでしょうか?

2023年8月 当社によるNIOショールーム取材(右下がes8)

2023年8月 当社による上海市内電気自動車普及状況調査から

クルマの概要と走行状況

これはぜひ、動画でご確認いただきたいところです。
動画編集完了まで少々お待ちください。

試乗結果、性能や乗り心地など

一言で言うと、遊園地のゴーカートのパワフル豪華版といった印象でした。

アクセルを踏み込めば踏み込むほど速度が出ます。
同時にモータの回転音が高音に変わっていきます。
踏み込んだ分だけリニアに高音になる点は、ギアチェンジのない電気自動車(BEV)の特徴です。
これまで乗ってきたBEVのような遮音性・防音性の工夫が無い分、ダイレクトにモーター音が聞こえてくる雰囲気がまさに電動ゴーカート感覚でした。
メータはマイル表示でした。
残り走行可能距離29マイル(約45km)の状態でした。
性能的には75km程度走行可能とされています。
回生ブレーキの強さは速度で変わります。
低速10マイル程度でアクセルから足を離すと、比較的強い制動が働き、ほぼ停車します。
一方で20マイル程度では、緩やかな制動となってました。
計器盤は、写真のように、速度と残り走行距離だけのシンプルなものでした。
インパネ中央上部にスマホスタンドがありますので、Naviとしてはスマホを使えば問題ありません。

視界広々です。
ルーフの前半分がガラスとなってますので開放感もありました。

写真:助手席(右席)から前方視界

大学の構内ということで、速度限界を試すような運転はできませんでしたが、25マイル(約40km/h)程度は問題なく走行可能でした。

一方で名古屋大学構内は比較的アップダウンがありますので、坂道走行も試すことができました。
それほど急な坂はありませんが、登坂中のさらなる加速も可能でした。
なお、坂道発進では、多少車体が後退するように感じました。
二人乗車での試乗でしたが、40km程度までであれば、全く違和感なく普通のクルマです。
もっとも車体が小さい分、クルマに乗っているというよりも、モバイルスーツを着ているという印象もありました。
また、バックの際は、振り向いた視線の下が車両後端ということで、これまた取り回しがしやすいクルマでした。

写真:助手席からの後方振り返り、窓の下が車両後端

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