シトロエンAmi 小型BEV 樹脂外板パネルをチェック
名古屋大学 未来材料・システム研究所の山本真義教授からシトロエンAmiをお借りしての調査、いよいよ車体外板パネルの調査です。
軽量化と低コストのニーズの高い小型BEVでは、樹脂パネルの効果的な活用が望まれるところです。
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外板が すべて樹脂パネルの小型BEV
これまでの調査で、
● トヨタ自動車の C+pod
● FOMM社の FOMM ONE
この2車種は、外板すべてが樹脂パネルを採用していると思われます。
光沢感、多色仕様ということで、塗装が施されています。
なお、C+podは白色無塗装が標準で、他は有料のメーカーオプションとされています。
今回調査のCitroën Amiが 外板フル樹脂化としての3車種目の小型BEVとなります。
Citroën Ami 外板チェック 表面品質
C+podやFOMM ONEとの外観上の大きな違いは、光沢が無い点です。
パネル表面には比較的大きなパターンの梨地状のシボが施されています。
光沢をなくすことで、樹脂成形時のヒケや薄いウエルド(樹脂の合流界面での見栄え差)を目立たなくする効果があります。
良品率、部品管理の面で楽になります。
そして安価にできます。
無塗装とすることで部品費も大幅に削減可能です。
Citroën Ami 外板チェック 剛性感を確認
各パネルの剛性感もチェックしました。
「手押し剛性」といって、その名の通り、手で押した際にどの程度たわむかをチェックしました。
定量的には、面直に付加した荷重とたわみ量で評価しますが、今回は感覚的なチェックです。
裏側の構成部品に当たるためにたわみ量が限定的な部分も多くありました。
一方で、裏面部品が無いと推定される位置、ホイールハウス上端やバンパー下部などでは大きめのたわみです。
しかし、明らかに弱々しいというほどではなく、実用的に違和感ない範疇です。
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前後対称のデザインにコストダウンの「ミソ」がある!
デザイン的にも前後対称でキュートな印象を与えています。
また、部品点数削減によるコストダウンも狙っています。
単なる部品共通化だけではなく、意匠のユニークさも同時に実現しています。
なお、中国のプレミアムBEVメーカのクルマには、コストダウンの狙いではなく、もっぱら、樹脂成形品でしか表現できない意匠とするために樹脂パネルを採用している例もあります。
クルマにとって意匠は重要なキーワードです。
部品構成を検討するために、写真を展開図的に配置しました。
このAmiと 前述のC+pod、およびFOMM ONEの外板パネル構成、部品点数に関する考察は、以下の「メルマガ登録者 限定ページ」で公開しています。
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