シトロエンAmi 小型BEV 樹脂外板パネルをチェック-詳細-

名古屋大学 山本真義教授からお借りしたシトロエンAmiでを樹脂外板パネルをチェックし、レポートしました。
ここでは、フルに樹脂パネルを採用している小型BEVのC+pod、FOMM ONE、そしてCitroën Amiのパネル構成を見てみましょう。

最新情報はメルマガで。
メルマガ 配信登録は こちらから

各セミナ―で より詳しく講演します。ぜひご聴講ください。
 ↓↓ クリック ↓↓
近日開催のセミナー&オンデマンドセミナー 「次世代モビリティ関連」

今回調査のCitroën Amiが 外板フル樹脂化としての3車種目の小型BEVとなります。

Citroën Ami 外板チェック 剛性感を確認

背面部の構成部品に当たることでたわみ量が限定的な部分も多くありました。
一方で、裏面部品が無いと推定される位置、ホイールハウス上端やバンパー下部などでは大きめのたわみです。
しかし、明らかに弱々しいというほどではなく、実用的に違和感ない範疇です。

ドア下部の意匠キャラクターラインは剛性確保に多少寄与しています。
バンパー下部の意匠はさらに剛性確保に寄与していました。

触感としては、日本車のバンパー材と比較して、エラストマー成分(弾性、ゴム的特性のための成分)が少ないようです。
ブロックなどの角部に強く当てた際に裂けやすいかもしれません。

厚みとしては厚目のようです。
1.5倍くらいの厚みかもしれません。
剛性確保のためと推定します。

サイドのパネル上部に、小さな「隠し蓋」があります。
この中で、おそらくはbody側骨格部にボルト締結しているものと推定しました。
この辺りも安価にするためと質感確保の両立狙いのようです。

パネル構成を推定

フルに樹脂パネルの3車種で比較検討します。

● トヨタ自動車の C+pod

パネル点数は14点です。光沢黒パネル4点を意匠として設定しています。ボデー色は材着白が標準仕様で、塗装色(白、黒、青、オレンジ)はオプション仕様です。

● FOMM社の FOMM ONE

パネル8点は、最低限必要な数量です。

● Citroën Ami 

前後対称のデザインです。
当然、左右も対象です。

前後左右の対称性を利用して、部品数は究極の4点です。
しかも材着なので、塗装費用無しで安価です。

このため、運転席側と助手席側のドアの開き方が逆となります。
運転席側は前側が大きく開くので、乗降が楽です。

まとめ

C+podの14点のパネルは意匠を考えての豪華仕様です。

FOMM ONEの8点はミニマム数量を追求した結果です。

Citroën Amiの4点は、驚異的な少なさです。
前後対称の意匠とした上に、ドアを共有することで達成しています。
運転席側と助手席側のドア開閉方向を逆にするという大胆な企画の成果です。

限定コンテンツの入口へ

なお、登録とメルマガ受信は無料ですので、未登録の方は、上記からアクセスしてご登録ください。
また、調査結果の詳細やコメント、その他現地BEV情報などは、各セミナーで紹介しています。
多くは有料セミナーですがよろしければご聴講ください。

各セミナ―で より詳しく講演します。ぜひご聴講ください。
 ↓↓ クリック ↓↓
近日開催のセミナー&オンデマンドセミナー 「次世代モビリティ関連」

個別のコンサルティングサービスでは更なる詳細や今後の方向性などを解説いたします。
費用や内容などは、以下より、お気軽にお問合せください。

お問合せはこちらから