N-PLUS2024　展示から　市場回収樹脂を高機能PPコンパウンドへ

10月9日(水)〜11日(金)、東京ビッグサイトにて、N-Plus（エヌプラス）2024（主催　エヌプラス実行委員会 / フライングカーテクノロジー実行委員会）が開催されました。当社からの講演に関しては、すでにご報告しています。

登壇報告 N-PLUS2024 「自動車が2050年にCNを実現するためには・・・」

今回は、市場回収樹脂、PCR（post-consumer recycled resin）ともいわれますが、消費後、一般には廃棄物となる樹脂の再利用、中央化成品株式会社から提案展示です。

なお、同社からの台湾メーカの製品に関しての以下の2点も続報の予定です。
・台湾プラスチック製の炭素繊維
・富田電機（台湾　フクタデンキ）製のEV用モーター

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市場回収プラスチックをベースとしたコンポジットPP

開発品として、市場回収プラスチックをベースとしたPPコンポジットが展示されていました。市場から回収したPP製品（主として梱包材）を洗浄粉砕し、ガラス繊維・タルクあるいは難燃剤を添加し、高機能化とするアイデアです。回収PPの品質特性に合わせた調整がノウハウであるとのお話でした。廃車から回収した樹脂製品は劣化度合いが著しいために再生使用には適さないとのコメントは、車関係中心の当社にとっては有用な情報であると同時に、悩ましい情報でもありました。