日産サクラ 実車をチェック
これまで、この春に発売された日産EVアリア(ARIYA)に関してレポートしてきました。
今回は同じくこの春に発売された軽自動車EVのサクラに関して、5月に横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2022」(主催:公益財団法人 自動車技術会)、8月の日産本社グローバルギャラリーでの実車見学をもとにレポートします。
人とくるまのテクノロジー展 展示車両
5月の展示会では、発表されたばかりということもあり、多数の方が見学に集まっていました。
統合型インターフェースディスプレイ
インパネのディスプレイに関しては、わざわざモックアップモデルを展示してその先進性を訴求していました。
以下の写真はモックモデルと展示パネルです。
サクラに限らず日産EVの統一的なディスプレイとしての解説です。
パネルに説明があるように、日産のEVでは統一的に見やすく操作しやすいディスプレイを採用しています。
下の写真、上段はサクラ、下段はアリアですが、運転席周りはおおむね同じレイアウト・デザインです。
e-パワートレイン
軽自動車のEVを開発できたということは驚異的です。軽の規格の中での車体レイアウト開発の苦労の連続だったのではないでしょうか?写真のようにバッテリーパックは一部高さが高くなっています。展示パネルの説明にあるようなユニット構成とすることでバッテリーユニットの高さを変えて、狭い車体にフィットしたバッテリーパックを開発しました。この形状から三菱自動車が2009年に発売した軽EVのi-MiEV(アイミーブ)を思い出しました。このバッテリーパックと同様に上面が非平面でした。その形状も軽自動車のパッケージデザインのためと言われています。日産と三菱自動車はアライアンスを組んでおり、おそらくは三菱でi-MiEVを開発した部隊も参画しているものと推定されます。 走行距離は180kmと割り切りの設計ですが、ユーザ側も近場を乗る車ととらえたようで、市場に受け入れられ、数万台の受注残をかかえています。
EVらしい特徴 静粛性と加速感
展示パネルから、従来のガソリン車に比べて、圧倒的な静かさと加速性を読み取れます。
走行性は次回の試乗で確認する予定です。
展示車(@人とくるまのテクノロジー展)の価格とスペック
グローバルギャラリー展示車
写真で特徴を紹介します。
◆車両デザインに和のテイストが用いられ全体の統一感を醸し出しています。
◆フロントとリヤ
◆インテリア