大阪万博向け MaaS 配送ロボット&非接触給電低速自動運転車
実証実験では、実に多種多様な「乗り物」の体験ができました。今回は2アイテムのご紹介、まずは、Panasonicの配送ロボットです。
紹介コンテンツ1 配送ロボット
走る姿がユーモラス
隊列走行の車いすもそうでしたが、こちらの走行も思わず頬が緩んで笑みがもれてしまいます。前面が顔となるデザインで、眉毛に相当するLEDで表情が変わります。
藤沢市の住宅地で実証実験中
Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(FSST)で、遠隔監視の元にこの配送ロボット4台が運用されてます。
利用のイメージです。
・商品の注文
・到着日時のメール案内
・到着時にメール案内
・配送ロボット側面パネルで取り出し処理(メールに記載の暗唱番号入力)
・取り出し部を締める
・ロボットが自動で帰る、あるいは次の配達場所へ移動開始(荷物は2か所分搭載可能)
写真をご覧ください。ロボット側面中央に、2個の操作用10キーがあります。この部分は、セキュリティボックスのような開閉扉となっており、中に荷物が収納されています。
FSSTは、Panasonicの工場跡地を利用した100年計画のスマートシティです。エネルギーの地産地消や低炭素社会など、持続可能な街の実証実験を兼ねた、1000戸規模の住める街です。 工場跡地を利用した実際に住める街でのスマートシティの実験という点で、トヨタ自動車の東富士工場のウーブンシティとの類似性を感じました。
一般社団法人ロボットデリバリー協会
今回のPanasonicを始め、川崎重工業・ZMP・TIS・ティアフォー(TierⅣ)・日本郵便・本田技研工業・楽天グループの民間企業の8社で、一般社団法人ロボットデリバリー協会を設立したことがアナウンスされています(2月18日)
ロボット・自走機械のハードに強い、Panasonic・川崎重工業・本田技研工業、
自動運転としてのソフト面でのZMP・TIS・ティアフォー、
ユーザサイドの日本郵政・楽天グループの連合軍といったところでしょうか。
紹介コンテンツ2 非接触給電低速自動運転車
関西電力、ダイヘン、大林組の共同取組みです。
アスファルト舗装の下に、写真のようなケーブルが2本配置されており、自動運転車両移動中に、非接触で給電するというコンセプトです。
EVの走行距離を延ばすために、各国で非接触・接触の給電検討がなされています。本取組みは低速走行時の給電ということで、ケーブルの施工距離が短めに出来る点を狙ってます。
運用の想定としては、空港や駅などの動く歩道の替わりに、歩行者が自由に乗り降りできる走行車です。複数の走行ルートを組み合わせることで、歩行者が能動的に乗り換え、動く歩道の直線的移動から面移動が可能となります。
EXP2025 みんなの未来へ/夢洲実証実験
2022年4月 大阪メトロが中心となっての舞洲実証実験場で開催された「次世代都市交通システム実証実験」体験乗車をレポートしています。