【展示会】名古屋プラスチック工業展2021 DURABIO(三菱ケミカル)
2021年9月29日(水)~10月1日(金)ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)第3展示館
三菱ケミカル株式会社
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DURABIO
今回の最大の狙いは、バイオ由来で透明性・着色性に優れ、塗装レス対応可能なDURABIOの展開状況の調査でした。
想像以上に多数のサンプルが展示してあり、複数の自動車メーカで内外装に採用されているという状況でした。
ニュースリリース直後のトヨタMIARIのリア席用ヒータコントロールパネルも展示してありました。
DURABIOはバイオ由来という特徴とともに、透明材として、ポリカーボネートとアクリル両方の特性を併せ持っています。レーダーチャート(会場で配布していた資料より)でその特徴が確認できます。
自動車メーカ勤務時代にランプを担当していたことがありますが、その際の常識は、ヘッドランプは耐衝撃性からポリカーボネート、リアランプは高い透明性からアクリルを採用するというものでしたが、このレーダーチャートから見ると、フロントとリアのランプ統合材とできそうな特性です。
DURABIO以外の環境配慮型の素材としては、
・植物由来のウレタン材 BENEBiOL(東レの人工皮革に採用)
・生分解性樹脂 BioPBS
が展示してありました。
DURABIO トヨタ新型MIRAIで採用
リアシート中央のアームレスト部のヒータコントロールパネル
新型MIRAIの内装パネルは、透明感の中にラメ調のデザインがアクセントであり、さらに、文字部が透過構造で照明で文字が浮き出るデザインとなっている。
三菱ケミカル ニュースリリース2021年9月28日ニュースリリース