台湾BEV 現地調査 目的と概要

電気自動車の普及状況の調査のための台湾を訪問の件、既に速報しています。
台湾BEV 現地調査 -現地からの速報-

本レポート以降でさらに詳細に報告していきます。まずは調査概要のご説明です。

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これまでの海外調査

これまで上海、ソウル、ベトナムで電気自動車の普及動向を調査してきました。

中国(上海)現地調査
韓国(ソウルとその周辺)現地調査
ベトナム 現地調査

台湾調査の目的と結果概要

台北を中心に市街地、一部台中市内や高速道路での走行車両観察です。
調査期間4日間、もっぱら調査に専任した時間は約8時間、その他に移動中なども観察・写真撮影を続けました。

① 走行車両から BEV普及の実態の把握

これまで調査した上海、ソウル、ホーチミン&ハノイでは、いずれも日本に伝わる状況からの推察よりも普及が進んでいました。
台湾も同様で、以下の写真のように多種多様なBEVに容易に遭遇しました。

② 台湾オリジナル 電動バイク用のバッテリー交換システム GOGORO 現地取材

二つ目は、台湾オリジナルのバッテリー交換式電動バイクのビジネス状況の調査です。台湾を訪問した方から「かなりの普及状況だよ」と聞いていますのでBEV周辺ビジネスの新形態の可能性を探索します。幸いなことに、バッテリー交換に訪れたていたユーザーの方にインタビューもできました。街中のあちらこちらでは GOGORO電動バイクもよく見かけました。

③ 台湾初の電気自動車 LUXGEN n7 インタビューと試乗 

3点目は、台湾オリジナルのBEVの可能性探索です。裕隆汽車グループのプレミアムブランドのLUXGENから、この4月に台湾オリジナルの電気自動車n7が発売されました。裕隆汽車は、約70年前からの日産自動車との技術提携で発展してきた歴史ある自動車製造販売会社です。同社は、鴻海精密工業(Foxconn)提唱のBEV開発のオープン(希望すればどの会社も参画可能)コンソーシアムMIH(Mobility In Harmony)の主要会社です。LUXGEN n7はMIHのモデルCに相当します。今回はLUXGENにインタビューと試乗を申し入れていました。

n7、街中でも日に何台か見かけました。

調査の実際

走行車両全体に占めるBEV割合や動画撮影から算出します。写真は動画撮影状況です。
この解析に時間がかかりますので、今後の個別コンサルティングや関連セミナー中でご紹介の予定です。

調査地点

次の地図に示すように、台北市・台中市の市街地と郊外および高速SAの充電ステーションを調査しました。

次報以降で、具体的な調査結果を紹介します。

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