台湾BEV 現地調査 GOGORO 電動バイクの電池サブスク
写真は2024年1月 東京ビッグサイトでの展示会 オートモーティブワールドで展示されていたGOGOROです。
GOGOROのビジネスは電池交換式の電動バイクの電池のサブスクです。この取材も今回の台湾調査の大きな目的でした。
想像以上に生活に根付いているようで、ビジネスとしても順調と判断しました。スタートアップビジネスの見本です。
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主要通勤手段はバイク
台北のMETROの路線図です。
かなり広範囲に広がっているように見えますが、住宅地まで路線は伸びておらずに通勤手段としての利便性は悪いようです。その結果、バイクが主要通勤手段となっています。通勤時間帯の風景です。写真右上が居住地域、左下側が街の中心街オフィスや商業地区です。夕方になると当たり前ですが、バイクの流れはこの逆に変わります。
街中には、いたるところにバイク駐輪スペースがあります。
(下の写真中央左のグレーの車はTESLA Model3)
2011年設立のGOGORO
GOGORO(睿能創意股份有限公司)は10年以上の歴史があります。電動バイクの製造販売とともに、電池交換式バイクでは電池交換サブスク運営狙いでした。現在のメインは、サブスク(電池交換式電動バイクの販売・レンタルと、電池交換ステーションの運営を包括したプラットフォームビジネス)です。台湾自動車工業協会(TTVMA)の統計データによれば、2.5~7.6KWの9種の電動バイクを販売しています。2023年の総販売台数は56,734台です。街中でもしばしば見かけました。
電池交換ステーション
GoStationと呼んでいます。gogoro networkというサイトで、容易に検索できます。現在 約2700カ所、バッテリーラック数として14000個運営されています。
台北市内の検索例です。大きいステーションではバッテリーが約150個もあるようです。
実際の調査したステーションを紹介しましょう。
使用の流れです。
到着、
サドルを上げてバッテリを取り出して、空きラックに挿入、
数秒待つと、充電済みバッテリーが飛び出すのでバイクに装填
サドルを下すとバイクとステーションでの通信完了(おそらく支払情報)の電子音が鳴る
出発、
この間 わずか30秒ほどです。
10分当たり 2~3台が交換に来ていました。
利用者にインタビュー
英語が通じる方にインタビューしました。
簡単、便利ですよ~ との雰囲気でした。
バッテリー2本で約60km走行できるそうです。メータ部に表示されているから写真撮って、と言われて写したのですが、LEDの点滅マジックで、写真では残走行距離の数字はわかりません。
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