台湾BEV 現地調査 ショールームでチェック! 台湾初の電気自動車 LUXGEN n7

既に

台湾初の電気自動車 LUXGEN n7

ショールーム訪問

として報告していますが、
今回は、ショールームで確認した内装や機能の詳細をレポートします。

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n7の概要

n7は台湾初(開発および製造として)の乗用車タイプの電気自動車です。
ADASはLv2+
音声認識機能(AI音声アシスタント)
OTA

など先進的なBEVです。 航続距離505km(まもなく発売のn7LRは711km)
シングルモータで出力172kw(AWD ツインモータ仕様も発売予定

なお、商用バンとしては、裕隆系の中華汽車から発売されているeペリカがあります。
eペリカの主要性能です。

バッテリー容量           50 kWh

航続距離       約300 km

最高速度       150 km/h

充電時間       約1時間(急速充電)

乗車定員       4人

LWH            4.2m×1.8m×1.6m


それでは、n7の詳細を、これまで現地調査した中国やベトナムの国産BEVとの比較も交えて報告します。

縦置きの大型センターディスプレイ

センター部の大型15.6インチのディスプレイの他に、メーター部にも比較的大きな12.3インチのディスプレイが配置されています。

同じような縦置きのディスプレイの例としては、中国のNIO(上海蔚来汽車)、ベトナムVinFastなどがあります。センター部大型ディスプレイ採用車のうち1/4程度でしょうか。

上海のNIOショールームにて(当社撮影)
ホーチミン市内のタクシー(VinFast製電気自動車)の車内(当社撮影)

いずれの車もステアリング前方、従来のメーター部にもディスプレイがあり、走行中の走行関連情報(速度、シフト位置、電池残量や走行可能距離、簡単なNavi情報)はこの正面部のディスプレイ、各種の設定・操作やエンターテインメント機能などはセンター大型ディスプレイといった使い分けです。

n7の正面ディスプレイ

なお、センター部横置きディスプレイの車も正面ディスプレイは設定されています。唯一、センターディスプレイのみの車はTESLAです。TESLA車は、走行に最低限必要な速度などは、センターディスプレイの運転席側上部に大きめの数字で表示されます。

センターディスプレイの機能

他社同様に、ほぼすべての設定はこのセンターディスプレイを使用します。表示は中国語と英語の切り替えが可能ですので、私が試す際は英語モードに変更してもらいました。
以下は設定画面例です。

音声認識、物理スイッチレス

バックドアの開閉や、窓の開閉度(全開、半開、〇%)など、かなり複雑な指示も音声で指示可能です。もちろん、走行中のエアコンやオーディオなども音声指示です。ショールームでデモをしていただきましたので、後ほどYouTubeでアップします。多くは音声指示可能となったため、ダッシュボードやセンターコンソール上部にあった物理スイッチは廃止されすっきりとした印象です。

物理スイッチレスのn7の運転席周り

中国のBEVも大半は同様に物理スイッチレスです。以下は、当社の上海での各社ショールーム調査からです。

「AI音声アシスタント」が装備されています。
ショールームでのデモで、その機能の一部をご確認ください。

室内と収納

5人乗りと7人乗りがあります。7人乗りのサードシートは、やはり多少狭さを感じます。一方で、セカンドシート、5人乗り仕様の後部シート足元は十分に余裕があります。BEVとロングホイールベースを生かしたパッケージです。

やはり広々感を感じたHyundaiのIONIQ5に近いW/B2920mmです。

車体形状的には、SUVよりもステーションワゴンに近く、その分後部の荷室は広く使いやすいものです。
フロント部、従来のエンジンルーム部も収納スペース(36l)となっています。

センサー類装備状況

車載カメラは5個、うちフロントウインドウ上部カメラがADAS用、フロントバンパー/リアナンバープレート上部/左右ミラー下の計4個が360°ビュー用です。超音波ソナーはフロントバンパー、リアバンパーにそれぞれ4個 計8個です。他に、レーダーが搭載されています。

位置・種類・数とも、日本車とほぼ同じです。中国車で一般的なフェンダー後部の後方確認カメラや、Bピラー部カメラは搭載されていません。

試乗

同乗であり、自分では運転していないこと、市街地の短時間走行であったことから、走行性能やその癖などはわかりませんでした。助手席からの感想としては、ごく一般的なBEVというところです。助手席からの撮影動画は、後ほどYouTubeにアップします。

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