12月初めにタイ バンコクで開催されたMOTOR EXPO2024取材に合わせて、いつものように、市中での走行車両も調査しました。
予想以上に、電気自動車を見かけました。その大半は中国車です。
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予想以上に多数の電気自動車（BEV）を見かけました。種類も豊富でした。
調査地点
バンコクを中心に、その東西約100kmの地点とその道中での観察です。バンコク市内では定点観察、すなわち、ビデオ撮影も実施しました。ビデオは解析中です。今後、各セミナーや個別でご依頼いただいているコンサルティングにて報告を予定しています。
TESLAは少ない
流行色のマット色のModel Yを見かけたりしたものの、日・中・韓・台湾の現地調査に比較するとかなり少ない状況でした。2023年のBEV販売台数中、TESLAのこの2モデル合計でのシェアは約11％でした。なお2024年上半期のシェアは約7％に低下してます。中国系に食われたものと推察しています。
どこに行ってもBYDに遭遇
バンコク市内、東西100kmの移動先やその道中で実にしばしば見かけました。日本に導入と同様の3車種をメインに販売しています。この3車種で2023年にタイで販売されたBEVの4割を超えるシェアです。よく見かけるわけです。なお、BYDは2024年には、この3車種パッケージでベトナム現地での輸入販売を始めています。先々月現地調査に赴いた台湾には導入されていませんが。
実車もよく見かけたところですが、宣伝の看板も目にしました。また販売店も多数ありました。
Motor Expoでも、トヨタ・ホンダと並んで一番人気でした。
BYDの次に目立ったBEVはGWM（長城汽車）
ORA GOOD CATもよく目にしました。小型でキュートなスタイリングなので、見つけやすいこともありますが、2023年のBEV中のシェアはこの1車種だけで8％となってます。2023年の夏に約1週間上海に滞在しました。その間で、この車は1台しか見ませんでした。販売されてそれほど時間がたっていないという状況もあったと思いますが。タイでしばしば見かけて驚いたところです。
Motor Expoの展示車を見ましたが、内装はチープな印象でした。
長城汽車のSUVブランドのHAVALも目につきました。なお、これらがすべてBEVかどうかは定かではありません。ICEのHAVALを展開している可能性がありますので。
MGはガソリン車・BEVともに普及している
ガソリン車・BEVともに普及している状況は、先々月調査に行った台湾と同様の状況でした。MGは欧州ブランドと捉える人もいるかもしれませんが、今は上海汽車傘下のブランドです。生産は、中国、タイ、インドで、オリジナルのイギリスでは生産しています。タイ生産ということ以外に、今回の取材でタイと中国のビジネス上のつながりが背景にあることがわかりました。やはり現地の方の分析は鋭いです。
より詳しくは 2月14日のセミナーで
本レポートのタイ現地調査、先々月の台湾調査、それに中国最新情報を取りまとめて説明します。日系OEMや日系サプライヤーへの影響や対応案も含めてのセミナーを企画しています。
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