企業内教育としての「創造性開発セミナー」の講師を務めてます。
以下はそのセミナーの参考とした書籍です。多くが絶版になっていることは残念ですが、図書館に収納されているものも多いようです。
トリーズ(TRIZ)の発明原理40-あらゆる問題解決に使える[科学的]思考支援ツール
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014/8/26、 高木芳徳
40の発明原理について、個々に詳細に説明。それぞれの発明原理をオリジナルのシンボルマークで表現。個々の発明原理の例や発想内容など理解しやすい。Trizの全体像の説明は不十分なためつかめない。
40の発明原理に特化する際の参考書であり、実務のために手元にあると便利
図解 TRIZ ―革新的技術開発の技法
日本実業出版社 1999/7/1 三菱総合研究所知識創造研究部 (著),山田 郁夫 (監修)
絶版、あるいは出版社に在庫なし。
TRIZの全体の理解に役立つ。40の発明原理も個々に説明、ただし、特許にて事例説明しているためわかりにくい。事例以外を参考にするとよい。39の矛盾マトリックスも表あり。技術進化の法則に関しても14個それぞれに説明がありわかりやすい。さらに、Effectの階層説明もあり、これもわかりやすい。
お勧めの一冊
図解これで使えるTRIZ/USIT ―技術者の創造性を開発する画期的手法
日本能率協会マネジメントセンター 2006年6月、 粕谷茂
絶版
第一章でTRIZを理解できて、第二章でその活用方法がイメージできる。ソフト(ツール)の解説も参考となる。40の発明原理は、シンプルな表にまとめてあり、大変わかりやすい。39の矛盾マトリックスも表あり。
技術進化の法則に関しては14個個々の説明があるがシンプル過ぎて十分な理解は難しい。全体像の把握は難しいので、別の本で全体像を理解後に活用すると良い。
はじめよう!カンタンTRIZ ―頭の片隅にあるアイデアをかたちにする本
日刊工業出版社 2007/4/1、 長谷部 光雄 , 小池 忠男
出版社在庫切れ(2021年5月現在)
リコーの方の執筆で同社での実務活用に基づく。図が少ない、縦書き、文字が小さく多いことから、読みにくく、とっつきにくい。
アイデア出しや実用化のための選別法など、アイデア開発手法として参考となる。TRIZの説明は図も少なくわかりくにい。
開発設計のためのTRIZ入門 ―発明を生む問題解決の思考
日科技連出版社
2006/10/1、 笠井 肇
最初にTRIZの概要説明、ついで、開発設計のためとうたっているように、品質問題/性能向上/新機能実現/コスト低減/商品企画/開発期間短縮に対して、具体的にTRIZのどの手法を活用するか解説されている。
TRIZ、特にEffectを実務活用するためには、専用のソフトが必要となるが、代表的なソフトのGoldfire Innovatorに関し解説している。
筆者所属の株式会社アイデアからは、TRIZ用ソフト「IDEA-TRIZ Toolbox」発売
IDEA-TRIZ Toolbox
株式会社アイデア (idea-triz.com)
お気軽にお問合せ・ご相談ください。
お問合せ / contact