気仙沼BRT 取材(1)
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当事務所のビジネス領域として、ADAS (Advanced Driving Assistant System、先進運転支援システム)、さらにその先の自動運転(AD)に関連した情報を調査分析しています。特に、それらのためのセンサーや制御機器等に使用される樹脂材料やその成形品、筐体加工方法などを調査しています。
東日本大震災からの復興はBRTで
東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼線・大船渡線は鉄路での復旧費用が膨大と見込まれる一方、復旧後の採算が見合わないことから、バス転換されました。多くの区間は、線路を利用した専用バス道路とすることで定時制の確保も図られました。いわゆるBRT(Bus Rapid Transit、バス高速輸送システム)の導入です。
JR気仙沼線の柳津駅(前谷地側を望む)
前谷地-柳津間の17.5kmのみが鉄道で残りました
バス待合所待合所内のバス位置掲示板 路線図
バス専用道のための進入禁止の看板 一般道からバス専用道への誤進入を防ぐ開閉バー
図はその路線図です。
(出展:JT東日本ウェブサイト、https://www.jreast.co.jp/railway/train/brt/)
気仙沼線は、その大半が専用道路で約73km、大船渡線は半分弱が専用道で約44km、総延長で約120km、始発の前谷地から終点の盛までの乗車時間は実に約210分、3時間半という大規模なBRTです。